NASA、2年ぶりに第25期宇宙飛行士候補の募集を開始

ケネディ宇宙センターのMax Powerイベントで発表。低軌道と月面活動の双方を見据え、応募は2026年12月3日まで。

  • NASAは2年ぶりに第25期宇宙飛行士候補の募集を開始し、応募は2026年12月3日まで受け付ける。
  • 第25期は低軌道向けの訓練に加え、月面活動や将来のアルテミス任務への準備を想定している。
  • 応募には米国市民権とSTEM分野の修士号または同等の資格、関連する専門経験3年以上が必要だ。
  • 発表はケネディ宇宙センターのMax Powerイベントで行われ、同センターでのアルテミス関連の動きが続いている。

何が起きたか

NASAが、宇宙飛行士候補の募集を2年ぶりに始めた。募集は第25期にあたり、ケネディ宇宙センターで開催されたMax Powerイベントで発表された。

わかっていること

募集は2026年12月3日まで受け付けられる。NASAにとって、応募受け付けは2年ぶりとなる。

今回の期は、低軌道向けの訓練に加え、月面での活動や将来のアルテミス任務への準備を念頭に置いている。NASAは、これまでで最も重要な期の一つだとしている。

NASAの宇宙飛行士候補は、1959年のMercury 7から数えて370人が選ばれてきた。現在の宇宙飛行士団は32人で、2025年に発表された第24期は10人だった。第24期は、NASAの宇宙飛行士クラスで初めて女性が男性を上回った期でもあり、2025年グループはPlatypiと呼ばれている。第25期の愛称は未定だ。

応募要件は、米国市民権とSTEM分野の修士号、関連する専門経験が少なくとも3年となっている。修士号は、STEM博士課程への2年在籍、医学学位、認定テストパイロット学校の修了でも代替できる。パイロットは機長として少なくとも1,000時間、高性能ジェット機で少なくとも850時間の飛行経験で資格を得られる。加えて、長期宇宙飛行に対応するNASAの身体検査に合格する必要がある。

なぜ重要か

月面事業を追う読者にとって、今回の募集は人員面の節目になる。新しい期は低軌道だけでなく、月面活動やアルテミス任務への準備を含み、NASAが月面基地の計画と商業ステーション利用を並行して進める中で、飛行要員をどの程度確保するかが見えるからだ。

背景

当サイトは2026年10月14日、ケネディ宇宙センターで行われたアルテミスIIIの報道向け更新を報じた。今回の募集発表もケネディ宇宙センターでの出来事であり、アルテミス関連の動きが同センターで続いていることを示している。

今後の見通し

応募は2026年12月3日まで受け付けられる。

確認できていない点

  • パイロットの飛行時間要件には750時間、1,000時間、1,500時間の事実が混在している。本稿では1,000時間と850時間の要件を採用した。

出典

  1. 1.NASA News Releases
  2. 2.NASASpaceflight

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