NASA/ESAハッブル宇宙望遠鏡が球状星団M30の画像を公開
- NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡は2026年11月5日、球状星団M30の画像を公開した。
- 画像は紫外線、可視光、近赤外線を捉えた3つの観測プログラムのデータから作られた。
- M30はやぎ座にあり、距離は約2万7500光年とされる。
- ハッブルの複数プログラムが太陽質量20%までの恒星、ブルー・ストラグラー星、15年間の恒星運動の比較に貢献した。
- M30は銀河の自転と逆方向に公転し、天の川銀河に捕獲された可能性が示唆される。
何が起きたか
NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡が、球状星団メシエ30(M30)を捉えた画像を公開した。この画像は、銀河の歴史に関する知見を提供するものとして発表された。
わかっていること
画像は2026年11月5日に公開された。3つの観測プログラムのデータから作られ、紫外線、可視光、近赤外線の光をとらえている。
M30は、フランスの天文学者シャルル・メシエにちなむ名称で、彗星と間違えやすい散光天体のカタログに記録された。やぎ座(Capricornus)にある球状星団で、距離は27500光年とされる。
球状星団は数万から数百万個の星を含み、銀河の外縁部を公転する。天の川銀河には少なくとも150の球状星団があり、最も近いものは約6000光年にある。年齢は115億年から135億年で、元の化学組成を保つタイムカプセルとされる。
ハーロー・シャプレーは数十個の球状星団までの距離を測定し、太陽が銀河の中心にないこと、銀河中心がいて座方向にあることを示した。ただし距離測定は不正確で、銀河の大きさを約2倍過大評価していた。
M30は銀河の自転とは逆方向に公転しており、天の川銀河がM30を捕獲した可能性がある。
ハッブルはM30を複数回観測している。プログラム#10775はACSを使った天の川銀河の球状星団探査で、太陽質量の20%に至るまでの恒星を明らかにした。
プログラム#13297では、広視野カメラ3(WFC3)による3つの青い光フィルターでの観測が行われ、そのデータはブルー・ストラグラー星や複数集団の解析に重要とされる。
プログラム#16298はACSによる球状星団の再観測で、15年間にわたる恒星運動の比較を可能にした。この15年の比較は、ハッブルの長期運用によって実現した。
なぜ重要か
月産業を追う読者にとっては、NASA/ESAがハッブルによる画像を公開した点が確認できる。今回の画像は、銀河の歴史に関する知見を提供するものとして発表された。
出典
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